サヨク問題

思想の一般的問題点

って、たぶんサヨクが指摘する事例・事象はたぶんこの3つに集約される。

  1. 明確なウソ*1
  2. 立場の違いでどうとでも取れるような内容
  3. 真実といえるもの

9割ぐらいまでが1や2であり、1割が3ではないかと私は感じている。明確なウソが多く混じっているためウヨ的にはすべてウソに感じられてしまうがそうとも言い切れないものが多々ある。

文化・文化人について

一般に人を豊かにすると思われている文化的なものすべてにおいて、ほとんどが戦後輸入された一神教サヨク思想をベースとしている。これが普及してしまうと、ものによっては生活が営めないほど厳しい内容であるため本人が納得しても他人の実生活に推薦するようなことは控えて欲しいと個人的にいいたい。私の認識では宮崎駿監督作品は大衆娯楽映画である。もののけ姫より前の宮崎駿監督作品について楽しさだけしか感じられないのは鈍感であり、同時に説教くささを感じるのは敏感であると私は思う。大衆娯楽系の文化にはそういう思想的厳しさを笑ったりする一面がある。
エヴァンゲリオンは微妙だ。スタートは見事な大衆娯楽であったが、表現として未成熟なままなにもせず終わった作品だと私は思っている。そのため大衆娯楽としては一般に忘れたい作品と感じている人が多いのではなかろうか?タブーに挑戦したといえなくもないが、当時を知る人間ほどそう言いきれる人はあまり多くなかろう。大衆娯楽でない文化的要素については、意味がないもの・アナーキーなもの・未成熟なものなどがあり経験の違い・認識の違いみたいな世界になってしまう。褒めてもいい文化・文化人とそうでない文化・文化人の基準をそれぞれが持つ必要があるのではないかと思う。

文化とサヨクについて

文化とサヨクとの付き合い方として、これらは生活のスパイスであるという思想・意識を私は持っている。全体として決してすべてを否定せず、全体としては決してすべてを肯定しない。例えば好きな歌手がいればCDを買う。例えばサッカー全体が好きならスポーツバーで試合を観戦するような周辺の支援でもいいだろう。生活に多様なスパイスが存在するということが豊かさの証明になりはしないだろうか?

*1:元をただせば朝日新聞誤報のような、鈍感な人間の事実誤認によってはじまった内容…みたいな意味のないもの多い。サヨクの特徴と言い切ってもいいかもしれない。

サヨク文化人への悪態(特に読んではならぬ。)

雑感ですが文化人はやはり南京大虐殺はあったというおとぎ話を信じている人が多い気がする。だいたいが右傾化は日本の国益でもなく世界でも問題でしかなくて、それも日本のごく一部の共通意識でしかないと思っているみたい。極論だな。自己肯定するだけのサヨク文化人には実態を把握する能力がないことをあらためて実感していただきたい。
個人的に右傾化は今の日本の時代の趨勢、GHQの陰謀による団塊世代左傾化*1に対するゆりもどしのようなイメージを持っています。世論形成のけん引役はいくつかあると考えていて年代順に並べると

  1. 1993年 サッカーJリーグ*2の1994年FIFAワールドカップアメリカ大会アジア地区予選*3
  2. 1995年〜 インターネットの商業利用開放*4
  3. 2000年頃 巨大掲示板 2ちゃんねる*5などのブーム*6
  4. 2002年頃〜 blogによるニュースコメントサイトが相次いで登場。

というあたりだろうか。
i-morley*7 Podcast登録数が10万を超えるそうだ。その記念に私の考え方を書いておこう。このPodcast番組は独立系ニュース番組で、これを主催している1人モーリー・ロバートソンJ-WAVEつけっぱなしで徹夜仕事をしていると日曜日朝に意見を聞くことがあった*8。そのときから注目はしていたのだが、やはりJ-WAVEでは歯切れが悪いことが多い。私的Podcastブーム以降に追っかけてみるとi-morleyやEMB*9言論の不自由*10やElan Vital *11を聞いていると、それはあったと言っていなくても端々にそれっぽい発言が多い。小林よしのりの作品は右傾化したから読んでいないとした上で歯切れ悪く批判したりとか…こういう部分はくだらん。それでも聞くべき要素*12もあると感じているうちは私は聞きつづけるつもりである。
モーリーがニュースを信じるポイントみたいなのを語っている番組がある。J-WAVE Early Morley Birdの2006/6/23放送『ニュースの裏側では。。』*13という番組で、ウラをとるために参考にしたくないものとして上から述べている

  1. 歴史マニアのblog*14
  2. wikipedia *15

個人的にも全面的に賛成。モーリーは極左でもサヨクでもないのかもしれんが、こんなことをいいながら微妙に語った歴史の史料を指し示していないのは良心がないからと考えたりしますね…。
J-WAVE坂本龍一Podcast*16とか聞いていても極左思想の一面が垣間見えて気分悪いときもある。まぁ本人が一人前になるまでにつるんでいたロフト*17極左思想集団だからそんなもんなのかもしれんけどね。
個人的には極左思想も極右思想も思想をベースにする限り社会悪か思想犯罪でしかないと思っている。文化的思想そのものの土台がサヨクをベースとしている以上、芸能人文化人のほとんどすべてがサヨクであり右傾化している*182ちゃんねるを批判したい気持ちも理解できなくもない。経済的土台が貧弱な彼らの大半は『他人より飛びぬけて違っていることが文化的に豊穣であり、世界の進む正しい方向であり、一般によいことである』という一神教的価値観で日本人と相容れない*19間違った思想であることを理解できない鈍感な人間である。自分が一般人に語る資格はないのだということを理解する必要はなくとも、そういう意見があることを知った鈍感ではなく聞く耳を持った人だけが語る資格を持っていただきたいものである。

*1:左傾化”という言葉はないが、右傾化の反対に対する言葉として適当なものがないので使うことにする。

*2:http://www.j-league.or.jp/

*3:ドーハの悲劇で有名になった。国を挙げて一体感があった。1競技でオリンピック全体の3分の2のお金が必要なほど巨大で、戦闘的要素のあるイベントがそれ以前の日本にはなかった。つまり国を意識するイベントが全くなかったと考えてもよいのだと思う。

*4:個人サイトが既存にはないメディアととらえられるようになった。

*5:http://www.2ch.net/

*6:当初はサヨクが自身の宣伝にうまく利用していた感があったが、掲示板による悪口を含むサヨク以外の意見を閲覧する機会ができたこと。既存メディアのうち特に親中親韓要素の強い朝日や妄想の多い日経の神通力がなくなるなどの効能があった。2ちゃんねるについては雑音が多くて個人的に嫌いであるが、閲覧者分母が多いため浄化作用が働くようだ。blogやSNSの繁栄によって縮小している。

*7:http://i-morley.com/

*8:今は諸事情によってラジオつけっぱなしにしないので聞いていない。

*9:J-WAVE Early Morley Bird

*10:J-WAVE Windows Media Player Streaming放送 http://www.j-wave.co.jp/original/earlymorley/ から言論の不自由をクリック

*11:Love FM Podcast http://lovefm.co.jp/program/w_programs.php?programid=85

*12:短い文章で語るなら『私の人生のすべては自己肯定が目的ではない』と考えているため

*13:http://www.j-wave.co.jp/original/earlymorley/asx/10075.asxWindows Media Player そのうちリンク切れになる?

*14:とても精度が低い

*15:「精度はいいが、明確なウソを暴けない。参考にはするが、苦労しても商業ニュースサイトや出版物を探す。」と語っている。

*16:RADIO SAKAMOTO http://www.j-wave.co.jp/original/radiosakamoto/pod/

*17:http://www.loft-prj.co.jp/

*18:サヨクに言われる

*19:と私が信じる理由についてはいつか語ると思う。

豊饒ではない海は誰が作ったのか?

海から魚を減少させたのは人間である。
結果としては正しいのだが、左翼主義もしくは左翼志向の話ではない。
日本人は満点待望民族であり、満点でなければ欠陥を捜すのを得意としている。そのため乱獲による魚の減少データに目をやる人が多く、増加データに目をつける人は少ない。私はここで魚の増減や中立視点にとやかくいうつもりはない。
魚類ではないが魚の天敵である動物の増加データがある。ミンククジラである。数字は他を参照していただきたいが、激増であることは間違いない。
日本近海に迷い込んだクジラのニュースを見たことはないだろうか?“人間の世界に迷い込んできたかわいそうな動物…”みたいな報道がなされているが、これは手塚治虫宮崎駿を代表とする大衆娯楽系エンターテイナー*1の非科学的な妄想と同じである。
本来ならクジラは陸上から目撃されるようなことはない。近年目撃されることが増えてきたのは、捕鯨が禁止されたためにクジラの餌となった魚類が減少し、クジラが陸に近い魚類を狙っているからである。
古来より日本近海は暖流と寒流のぶつかる豊穣の海であった。稚魚が親になりやすいゆりかごとも言える地形もそれを支えていた。『いくら魚をとっても撮り尽くすことはない』などと言われ、猪以外の陸上の動物を食す習慣はなかった。日本人が唯一有史以前から食してきた哺乳類である。
科学的なデータに基づかない捕鯨禁止は決して人類を豊かにすることはない。クジラによる魚類の乱獲を許してはならない。捕鯨を禁止するということは大量殺戮に加担するのと同じことなのである。
単位面積あたりの動植物の数を比較してみると、林業によって人間の手を入れた場所と手を入れない原生林では手を入れたところのほうがはるかに多いそうである。同様に田んぼや畑を狙う野生の動物が多いのはそこが豊穣だと感じているからである。すべての人間の活動が悪に起因もしくは悪に作用すると考えるのはもうやめにしないか?

*1:圧倒的な力量は認めるし、個人的にはどちらも好きで楽しんでいる。

ワンセグがやってくる

地上波*1デジタル放送(通称、地デジ)のワンセグが2006年4月1日から始まります。詳細な説明は他に譲りますが、簡単に言うと地デジの一部を受信するものをワンセグと呼んでいます。画面の小さい携帯端末ではワンセグがその真価を問われることになります。試験放送は始まっていますので携帯電話のワンセグ端末などを手に入れればいまでも見ることができます。現在のところ地デジ独自のコンテンツはありませんので、アナログ放送と比較してもゴーストが出ないとか、移動しても映像が乱れにくい程度だと思うかもしれません。
電波利用効率の観点からみてアナログ放送はデジタル放送より効率が悪いので、昔からいつ終了させるかを議論していました。日本では地上波アナログ放送は2011年に停波することが決まっていますので、テレビやDVD/HDDレコーダなどの映像機器ををデジタル対応にする選択を迫られます。現在購入を考えている人は、もう少しいま持っているもので頑張って値段がこなれてからでもいいと思います。
地上波のアナログとデジタルを比較して、1つだけ大きな違いがあります。アナログは映像を一方的に受信するだけのメディアですが、デジタルは映像を受け取り同一画面に表示されるインターネットブラウザで詳細情報の取得や、生放送であれば意見を寄せることも投票をして番組に反映させることもできます。一方向だけではないメディアとなるのです。
実はそんな一方向だけではないメディアが日本にいままでもありました。BS衛星放送です。みなさんはBSのリモコンがボタンが多いとか複雑だと感じたことはないでしょうか?BSのリモコンであれば「青」「赤」「緑」「黄」の独立ボタンや「上」「下」「左」「右」「決定」ボタンなどがついているはずです。実はBSには意見を反映するための装置*2がついており、アナログ電話回線につなげば即時に意見反映が可能だったのです。いまどきアナログ電話回線もない家が増えていますし、そんな機能があったことすら知られていないでしょう。この失敗はコンテンツもほとんどなかったということより、電話とつなぐ複雑さと利点が理解されなかったためだといえます。
携帯端末のワンセグの場合はそんな失敗にはならないのではないかと考えています。それは携帯電話自体が通信機能を持っているからです。ワンセグを見ながらパケット通信によるインターネット閲覧は今の端末でも十分にできます。テレビ放送局は現在のところサイマル放送の義務*3を負っているのと、番組制作会社側の段階的移行という理由も考え合わせれば、本放送開始と同時にワンセグを生かしたコンテンツができること考えられませんが、アナログ放送の終了を待たずして補完情報などを追加することは想像できます。
ここでインターネットとの比較を考えてみましょう。テレビの人気深夜番組が5%ぐらいの視聴率がありますが、これをまじめに計算すると300万人の同一動画コンテンツ閲覧と同じインパクトがあります。先日おこなわれたWBCトリノ冬季5輪の視聴率はこの10倍ぐらいになります。万全を期してサーバダウンしなくても、24時間365日まったく不調にならないサーバは現在のところないと言えるでしょう。経済的側面から見て、そんな投資をするぐらいなら放送に投資したほうがはるかに安いというのもあります。双方向メディアとしてはインターネットのほうが先輩で一日の長があると考えられていますが、放送のような同時アクセスにとても弱いのです。これは緊急時・災害時における情報発信・収集元として失格であると考えてもいいと考えられます。放送局が緊急時・災害時の情報発信収集基地の役割を果たすことができるのなら、ワンセグを持っていてもいいかなと思えてきたのではないでしょうか?

*1:地上を這うように飛ぶ電波のことで、関東では現在のところ東京タワーが、そのうち墨田タワーがその機能を担うことになるのでしょう。単純に地上波と呼んだ場合は地上波アナログ放送のことです。

*2:アナログモデム

*3:アナログ放送とデジタル放送の2つは同一内容でなければならない

携帯電話

最近の携帯電話売り場を見ると3Gなどという言葉がきかれるようになってきています。3Gは3rd Generationつまり第三世代という意味で、アナログ1G・デジタル2G・高速デジタル2.5Gとは一線を画すという願いが込められています。

1G 歴史

1Gは混沌の歴史でした。各国・各会社が好き勝手に仕様を策定したため、特に欧州ではとてつもない混乱が生まれました。日本も当初はHi-CAPで統一されてはいましたが、外圧によってTACS方式など、ユーザーに混乱させるような選択を強いるものまでありました。ケータイ後進国アメリカでは独占禁止法により国際競争力のある通信会社が存在しなかったため、ポケベルだけが普及して1G携帯電話は普及していません。

2G/2.5G 状況

2G/2.5Gは競争の激化と混乱収拾のため、北欧の通信会社が中心になってGSMという規格が生まれました。GSMには携帯端末開発コストが安価(日本円で10万円程度)という特徴があります。その代償として、特定の電波周波数帯が必須であったり、過密地域での通信は出来ないようになっています。もともと人口密度が低い欧州での利用しか考えておらず、そもそも利用者が少ないことを前提に開発されたのです。日本はGSMと同時にPDCを開発・採用しています。米Qualcommcdma方式を採用した会社もあります。これらはGSMと比較して電波利用効率がよく、過密地域でも通信が出来ます。欠点はコスト高ですが、日本人の平均給与の高さに支えられ端末は安く月額基本料金は高くなっています。アメリカは主にGSM連合に加わり、自国のcdma方式はあまり採用されていません。韓国はこのタイミングで参入してきましたが、GSMではなくcdma方式での参入です。この段階では北欧GSMと米cdmaを比較して、より開発ロードマップのしっかりしたcdmaを選んだということでしょう。

3G 現在/近未来

3Gについて日欧連合がGSMの次の規格として策定したW-CDMAがありますが、実のところ欧米やアジア諸国ではあまり必要とされていません。日本はとても必要としているので、W-CDMAcdmaへの投資を怠ってはいませんが、その他の地域では携帯電話が過密になる可能性も3G高速通信の必要性も感じていないというのが現状のようです。そんな高速通信時代に突入した日本や韓国ではどんな状況になっているかというと、確実にコストダウン効果があらわれました。電波利用効率が上がって通信する時間も短く占有する電波帯も狭くなるため、通信料金が安くできます。海外では着信が有料でパケット通信料が青天井ですから、GPSつき携帯電話で地図などを表示させただけで卒倒するぐらいのパケットを使ってしまいます。ほかにも便利になったのが他国で日本の番号を使えること。それに海外のサラリーマンも同様に日本で自国の番号が使えること。日本ではW-CDMA機を調達する必要がありますが、かなり重宝しているようです。韓国はcdma方式しかありませんので、空港で携帯電話をレンタルして使っていることが多いみたいです。この場合、自国と同じ番号は使えません。
個人的な感想としてW-CDMA方式が優位です。ところがcdmaは劣勢のままなのかというとそうは考えられません。Qualcommは携帯電話のチップメーカーなのですが、ここの技術者は「W-CDMAcdmaチップに搭載することは可能だ」と言っているようなので、依然として目が離せない状況が続くと考えています。

4G 超高速通信時代/未来

3Gですらもてあましているのにもう数年後には4Gの策定がはじまろうとしています。これには携帯電話以外の要素も絡んでいるようです。このコラムでは混乱に拍車をかけるだけなので語っていませんが、PHSが高速通信を実現しています。また、いまでは低速な感すらある無線LAN規格802.11bは最大10Mbpsですから現在実運用で最も高速なcdma方式EV-DOの最大2.4Mbpsを4倍以上引き離して高速です。もちろん携帯電話は電波も強く移動して基地局が変わっても通信が切れないという利点はありますが、無線LANの次世代規格WiMaxはそのような欠点もクリアできる要素を持っています。WiMax基地局PHS基地局のように広がれば、携帯電話会社を脅かす可能性すらあるかもしれません。
どんな未来がくるにしろ、携帯端末では音声通信はなくなりIPフォンのようにパケット通信で音声会話する時代が来るのかもしれませんね。

自己紹介

趣味も含めればコンピュータ暦20年以上。ソフトウェア技術者として飯を食って10数年。パソコンが専門で、通信→業務→セキュリティと変遷しました。10代のころは日本語よりプログラミング言語をうまくあやつり、今になってやっと日本語も同等に扱えるようになった30代独身。“技術者は自分の目前で起きていることを信じるべき”という信念を持ち、パソコン周辺技術について営業視点より技術者視点から眺めることが多い。