中国は反日なのか?

中華*1の思想的特長 中華思想

尊大なまでの大国意識のこと。中華思想では、中華*2以外には野蛮人が住むことになっている。方角ごとに名前があるが。東西南北それぞれに東夷*3西戎*4南蛮*5北狄*6という名前がついている。中原を制覇したものが天子もしくは皇帝となる。

中国は本当に反日なのか?

思想的に見れば現在も大きく変わっていない。中国は中国共産党一党独裁による中華思想を継承し、いかに蛮族を従わせるか?中原を守るか?を考えている。東夷である日本なんてどうでもいいのである。中国は独裁政権のためそもそもデモが許されていないが、反日デモだけが許されるタイミングがある。それが党の分裂を食い止める手段の1つであるからである。中国人にはもともと指桑罵槐(しそうばかい)という成語があり、本当の矛先を指差すようなことはしない。つまり日本は矛先ではない可能性が高いのである。おそらく反日デモは隠れ蓑であり、プレッシャーを与えたい対象は中国共産党内部か、人民軍にあると思われる。内紛と考えたほうが正確ではないだろうか?
靖国神社や歴史教科書は中国共産党の最も利用しやすい位置にある。日本人は中国のこういった背景を理解するべきである。中国人が靖国を本当に考えているのならば、反日デモをした中国人のアンケートに「靖国には遺骨があるから…」などという勘違いをしはしないだろう。中国には日本のような自然信仰はなく骨を信仰するため、神道の合祀・分祀という概念は理解できない。日本が正しく中国を理解することができ、中国が日本を正しく理解することができなければ日中友好はない。現在はスタートラインにすら並んでいないのだ。

*1:中原 黄河中流域 中国の中心 交通の要衝

*2:世界の中心という意味

*3:とうい 朝鮮・日本

*4:せいじゅう チベット

*5:なんばん 東南アジア等

*6:ほくてき モンゴル等