江戸の息吹

東京は過密化しているから、日常の空間で江戸みたいなものは感じられないものだと思っていた。私はここ15年で23区内*1を5回引越しをした。そこで、おそらく地方出身であれば「あれっ?!」と思うだろうことを書きとめておく。

江戸の風物詩

  1. 町会単位*2で神輿が存在する。
  2. 若者が氏神様に奉納踊りなどをしている。
  3. 冬には拍子木の音を聞く。「ひのよーじん。カンカン(拍子木の音)」

拍子木を最初に聞いたときは、軽くショックを受けた。これについていんちきな調査をしてみた。

「火の用心!カンカン*3」いんちき調査

調査方法は友人に聞くというもの。ざっと首都圏を中心に50程度サンプルが集まった。

聞いたという人
  1. 江戸はほとんど聞いている
  2. 江戸を除く関東圏
  3. 京都
  4. 博多
  5. 北海道
聞かないという人は
  1. 大阪(昔は聞いたとのこと)
  2. 江戸を除く関東圏
  3. 中部圏
見たという人に再調査

おおざっぱなくくりなので詳細は専門家に任せたい。

  1. 年末の町内会会合(のついで) 江戸付近
  2. 地元消防団有志 江戸を除く関東圏
  3. 地元青年団有志
  4. スピーカーつきの車で音を流す*4 博多 北海道
仮まとめ

江戸に住んでいて聞いたことがないという人はない。江戸周辺部や他の地方では聞く・聞かないが真っ二つに割れる、もしくは全く聞かない。よって、きわめて地方性の色濃いものであることがわかった。
誰かちゃんとした調査をした人があれば、連絡をください。

*1:いわゆる都内

*2:何区何町何丁目の単位

*3:カチカチとも表現する。拍子木の音。

*4:すでに拍子木ではなくなってしまっているが…