仮説のまま先送り
原油は化石燃料か？
仮説のままでありながら詳細な情報が出てこないため、あたかも事実として広がっているものに
というのがあります。
人間は現在のまま生きるためにはエネルギーを必要とします。エネルギーゼロでは、おそらく世界の人口は0.1%を切るでしょう。つまり、これを読んでいるほとんどの人間は死んでいる*2ということです。生きていても現在のままではありません、さまざまな面でたくましい人間しか生きられません。約束を守らないiPod*3でビートルズを聴いて感動する前に、想像してみてください。エネルギーがないということを…*4
当初、人間は植物や動物などから油を得て明かりや暖房や調理に利用してきました。そこにあらわれた石油はそれまでのエネルギーと比較してクリーンで画期的なエネルギーだったのです。現在では原子力*5が画期的でとてもクリーン*6なエネルギー*7ですけれども、得られるエネルギー量が膨大すぎてコントロールが難しいという難点があります。
現在のところ原油が化石燃料であるという確たる証拠はありません。つまり化石燃料というのは仮説の域を出ません。ところが、原油が化石燃料と仮定した場合には決して出てこない場所と深度から原油が出ているという事実があります。それを油田として認め各国が契約、輸入している現実があります。つまり、現在のところ原油は化石燃料でない可能性のほうが高いのです。
エネルギー問題議論のスタート地点
もちろん、原油が化石燃料であろうがなかろうが原油に頼らないエネルギーというのも今から考えておくべき人類共通の難題であることはまちがいありません。ところが、現在あがっている代替エネルギーとして何が有効かというと、ひとつもありません。風力 *8・地熱*9・波力*10・太陽光発電*11などはメリットがまるでありません。首都圏では品川火力発電所で天然ガスによる火力発電がおこなわれていますが、こちらのほうがはるかに建設費が安くクリーン*12でメリットがあります。エネルギー問題の議論をするなら、スタート地点はここからではないかと思います。
東京電力(TEPCO)のCMで吉村教授が「みんなで考えましょう。エネルギーのこと。」と言っていますが、電力会社はおそらくこういうことがいいたいのではないでしょうかね？
*2:エネルギーがなければこのような電子データは存在しえませんので、どちらにしろ読めないのですが…
*3:ビートルズの版権はApple Corpsにあり、20年ほど前にApple ComputerとApple Corpsの間でAppleの商標を争い。Apple Computerは事実上敗訴。和解の条件としてApple Computerは音楽業界に進出しない。とのこと…現在、再度訴訟が起きている。
*5:そのまま大量破壊兵器になりますので、世界の原子力エネルギーをIAEA(国際原子力機関)の厳重な監視下に置こうという動きがあります。その思想自体にはムリはありません。問題は多々ありますが別の機会に譲ります。
*6:イメージは悪いかもしれませんが…
*7:大きな利点は、得られるエネルギー量が多い、環境負荷が低い、空気を汚さない。
*8:騒音がすごいため人のいる場所には作れない。発電量も微小。建設費の回収に30年以上かかる。
*9:施設の大きさや掘る深さから考えて桁外れに建設費がかかる。そのわりに発電量が小さく、数百〜数千世帯？が限度といわれる。
*10:海の環境破壊につながる？発電量微小。
*11:1世帯規模(小規模)・高価で交換や掃除などのメンテナンスが必要。少なからずトラブルもある。
*12:空気を汚さない。
