「日本ばかじゃん?」といった日本人のバカさ加減・・・
ファーストキッチンでコーヒーを飲んでいたさきほどの話。隣の机に20そこそこに見える若そうなにーちゃん2名が若くない話題をしていた。
若者A「航空機の時代に戦艦を作った・・・」 若者B「航空機作れなかったんじゃ?」 若者A「ゼロ戦とかあったじゃん。」 若者A「大和はいっぱつもうたずに沈んだという説がある。」 若者B「日本ばかじゃん?」
とかのたもーていた。もちろん話しかけずほっておいた。話題の展開に興味があったからだ。しかし、それ以上その話題は何も発展せず別の話題にうつった。
まぁ、今までの若者なら戦争に関することはもちろん戦力に関することっていうだけで話題としてNGっていう面はあるので話題が出るだけましなのかもしれませんが、大艦巨砲主義と敗戦には直接の関連性はない。
日本の敗戦は国力の差から考えるに開戦時から濃厚ではあった。日露戦争でも同じことが言えたが、こちらは勝ってしまった。太平洋戦争*1の最大の敗因はミッドウェー海戦の敗北である。原爆投下*2という人もいるかもしれないが、降伏を早める効果はあったとしても敗因とするにはちょっと遠い。それに大和は一発もうたずに沈んではいない。空母を一隻沈めている。ニコン製造の双眼鏡でのぞいた複数の人間が「主砲は命中した」と語っている。
さらにいうと当時の日本の技術力が欧米を凌いでいただろうことは、大和自体や大砲*3やその弾の構造からうかがい知ることが出来る。巨砲による対空砲火も戦局を左右すると言われる発明がなされていて、日本の資源枯渇と工業生産力の低下がなければ*4ミッドウェーもどうなったかわからないと証言する人もレポートもある。
タイトルにはバカとつけてはいるけど、私はまだこの若者ABがバカというつもりはない。論調の違いから察するにAはちょっと聞いた程度、Bは無知でしょう。無知は罪でも悪でもないし、歴史を学習する意欲があるのかどうかはわからないけど、たまたま私の耳に入っただけの話ですしね…。