男と女はコミュニケーションできない

アメリカでジェンダーフリー系や教育系の一部が発禁にしたい本ナンバーワンだった本があります。もちろんアメリカでは出版は最大限守られる権利であるため発禁にはできません。それが日本では“話を聞かない男、地図が読めない女”という名前で普通に売ってます。
実はこの本がアメリカで出る前は、アメリカも“男と女の外見・中身が違うという意見を言ってはいけない”風潮があるのです。もちろん今もそのままといっていいほどあります。
話がそれますが日本でも珍しい例として、東京の西のほうには教育熱心転じて洗脳熱心な方々がおります。

  • 男女ということばは使ってはいけない。女男はOK
  • 幼稚園の送り迎えのパンフレットの挿絵に文句をつけ
    女性3男性1だったのは性差別である。女性2男性2にすべきだ

など、日本語を意識的にゆがめたり、平均的な日本家庭ではないイラストをよしとしています。

男と女の脳の違いはどこからくるのか?

男が動物を狩り、女性が木の実などをとる。人類はそんな生活を何万年と暮らしていたことからはじまります。

脳の地理的特性について

男性は地理的な能力に優れます。狩猟をするには地理を覚えないと獲物がとれないばかりか死につながるからです。地理に関する記憶が最優先で記憶され、シナプスが整理されることはほとんどありません。どこに何があったかを大きなレベルで把握します。現在でも男性の脳は地理と関連付けられた記憶について女性よりはるかに記憶力が高いことが証明されています。また狩猟で長距離移動をすることが多かったためか、現在でも長距離移動での脳疲労度が女性より低いことがわかっています。
女性は地理はわかりません。地理といっても住処と木の実のある場所を往復するぐらいで、大きな把握能力はありません。力が弱く、子育てが重要なため、力のある男性に守られることが必須だったからです。

脳の情報処理能力について

女性は情報を適切にもいい加減にも処理する能力を使い分けています。おそらく男性には秩序だてて順序だてて論理だてて処理する能力しかありません。いまある最も一般的な説では脳の脳梁*1の太さからくるものとされています。
男性は右脳から来る情報を左脳に送ることができません。またその逆もいえます。脳梁が細いためです。女性は逆に右脳から来る情報を左脳へいつでも自由に送ることができ、左脳から右脳へも自由に情報が行き来します。
そのため、論理的な左脳とイメージの右脳を上手に使い分けることができ、家事全般に関してスピードに関する競争をさせたら男性は女性のスピードにはかないません。平行して処理する順序など、ひらめくスピードが全く違うからです。家事だけでなく企業の電話応対や窓口業務などで男性は計り知れない処理スピードを目にすることがあります。女性の声の柔らかさというのもありますが、私は女性の社会参画という点で適材適所というものがやはり存在すると考えています。
男性だけのプロジェクトや女性だけのプロジェクトに比べ、男性だけのプロジェクトに女性を入れたほうがスムーズにいくなんて経験はないでしょうか?女性の配慮の細やかさみたいな言われ方をしていることもありますが、それだけを考えると女性だけのプロジェクトがしばしば頓挫する説明がつきません。私は男女の脳は社会的に補い合っているものと考えています。

男女の思考パターンの違い

一番大きな違いは既にわかっています。
平均的な女性なら女性数人が集まって会話するとき、相手に同意を求めるような会話を続けると思います。うなづかせたり、「〜ね」が最後につくような会話です。

A「これって、〜だよね。」
B「そうそう。」
C「あれも同じだよね。」

このときの女性の脳はだんだん穏やかになり、ストレスもなくなります。男性がこの会話に参加するとストレスがだんだんたまります。思考パターンが違うからです。
居酒屋の男性のくだらない会話を聞いたことがあるでしょうか?病気の数を競ったりしています。この競うというのが平均的男性の基本パターンです。上の会話は競っていないのでストレスがたまるのです。

男女が仲良くするには・・・

重要なことは

  • 我慢をしないこと
  • 違いを理解をすること

ではないかと思います。

平均的女性が平均的男性とうまく付きあう方法

注意点は以下の3点です

  1. 事前にいくつ質問があることを伝え、質問は1つづつ。1つの質問について5分ぐらい*2は口を出さずに考えさせてみましょう。
    平均的男性は左脳だけで考えるために返答が遅れがちです。
  2. 物事を平行してできない
    これも脳梁の細さによるものですが、一緒にドライブして男性がハンドルを握っている場合、目的地やドライブに注意する会話以外はうけつけないものと考えてください。事故したくなければ・・・
  3. ストレスをためた場合は2時間ぐらい無言の時間とか趣味の時間を与えてください。
    釣りに行くのについていって、一緒に釣りをしながら世間話をしたらいきなり離婚届が突きつけられるかもしれません。世間話は世間話タイムを作ったほうがいいかと思います。

この注意点をきっちり守ると男女の仲はうまくいくと思いますが、女性側にはストレスがたまります。ドライブの最中とか男性と話ができないときには、友達とメールのやりとりでもしたほうがいいかもしれませんね。

平均的男性が平均的女性とうまく付き合う方法

注意点は・・・と書きたいところですが、平均的男性にアドバイスできるようなことは私にはありません。1つあげるとすれば

  • 同意を要求されたと感じたら適当に相槌をうち、適当なところで逃げましょう。
    トイレや風呂やドライブだったら運転を交代してもらうなどがいいかもしれません。

理想の相手を見つけるのはたいへん難しい作業です

私の周りのサンプル数が少ない例でいえば、相互理解のために話に話し込んだ相手が離婚し、一目ぼれで猛烈にアタックした人が多少の問題はあれど、むしろ離婚していないような気がします。

カンを信じるか否か

言語解像度以下にあるカンというものを現在のところ科学するのは難しいのですが、そのカンみたいなものを信じるか、自分はそのカンというものにたいしてあまりいい結果をもたらしていないと考える人は違う方法で探したほうがいいかもしれません。
どちらにしろ脳の構造の全く違う男女が長年一緒に暮らすのですから、同じ趣味であるとか好き嫌いが同じだとかそんな微々たるところに共感を見出すのはむしろ危険なことだと考えています。また、そういう好きになり方の場合、男性としての機能・女性としての機能*3を社会的に二人で果たしていけるのかという問題に突き当たりますので、そういう場合には相手に異性としての機能を求めてはいけないのかもしれません。
そのひとと大過なく長く過ごすことが可能なら、その相手が理想の相手ではないかと考えています。

*1:右脳と左脳をつなぐ部分

*2:もちろん1秒で答えの出てしまう人もいますが、それは例外中の例外か、女性脳を持った男性でしょう。

*3:戸籍上の性別は逆でもいいと思っているのですが