中村教授の言にはムリがある。

意外に知られていないので、ちょいとまとめてみようと思う。
自分の技術者全体の敗北という形に持っていきたかったのかもしれないが、いくつかの面で分不相応であるといえる。

高輝度青色LEDを世界で最初に作った

これは豊田合成のほうがはやかっただろう。

あまり会社に貢献していない

つぶれそうな会社のある程度の利益に貢献したことは疑いがないが、開発には寄与したが生産にはまったく寄与していない。そのため会社にとってたいした貢献にはなっていない。
中村研究員が「青色LEDの研究をさせてくれ」と直訴した話は有名だが、社長が東京での営業の結果「青色LEDを作ったら日亜に様をつけてよぶ。」と言われた話をききつけていた可能性があり、何千万の実験器具や化学薬品と実験だけでは生産不可能なため、何億もの金額が生産ラインにつぎこまれたことを考えると、生産ラインを作る前にやめてしまった中村研究員は生産ラインに寄与した金額は0である。よって、会社が数億〜数十億ぐらいの利益を稼いだところで妥当なラインとして

  • 会社を辞めるのなら特許1千万
  • 一生日亜化学にいて、一時金100万と役員待遇

ぐらいではなかろうか。

確実にいえることは

このような野心をもった技術者をたくさん排出したら日本は終わる。ということである。