外資企業が日本で成功するには?

私はVodafoneがとても嫌いだ。外資臭さがとても強いからだ。日本の商習慣をよく言う人がいるが、実のところそれはあまり関係ないと思う。Softbankも日本の商習慣はあまり守っていない気がする。問題は“日本企業になろうとしない外資が日本で成功したためしがない”ということだ。私は常々、「Vodafoneは日本撤退がありうる。」と言い続けていたが、今回の騒動は予想できたものだった。褒めるところを探してみたが、去り際は外資らしく鮮やかなことぐらいしか思いつかない。その点は、いい企業に売ったな。という感じがしている。私はSoftbankが好きなわけでも嫌いなわけでもない。かといって特に歓迎してもいない。ついでにいえばeAccessは気に入っていない。IPモバイルは未知数すぎてなんともいえない。資金的体力があるのかどうか?名前を見ている限りeAccessよりはましかもしれないなーという感想を持っている。
日本で成功した外資を見れば、成功する秘訣はおのずと見えてくるだろう。P&G*1・コカコーラ・マクドナルド、どれも日本法人が商品開発に大きな権限を有している。これらは(意味はないが)東証にいつ上場してもいいぐらいの日本企業といってもいい。これにひきかえ、Vodafoneは日本のトップがコロコロ変わった。お家騒動のようにも見えた。端末のリリース時期が集中しすぎて自社同士で食い合った。日本人を全く見ていない。市場を軽視しすぎた順当な結果であろう。

*1:プロクター&ギャンブルズ 米