中学歴史教科書問題とは
4つの論点
私見だが以下の4つが存在するように感じられる。
このうち、1〜3は議論の対象*2になっているが、4がまったくといっていいほど触れられていない。7+1冊の日本にあるすべての中学歴史教科書を買ってみたが、すべて300ページ前後である。このことから、無料教科書を作成する営利企業の損益分岐点は300ページ強だと考えられる。その上でテーマに偏りがないか?を検証する必要がある。
歴史学の特殊事情
史料から推測される過去であること
“史料とは文字と物が主役”である。証言や口語伝承は話す相手や時代によって内容が変化することが証明*3されており、史料とみなされないことが多い。左に偏った文章に散見されるものに“こうすれば(その未来は)こうなった(はず)”という見解は歴史学ではないため、あってはならない。いくつかの中学歴史教科書には見られることについて、削除すべきである。
民族が主役であること
どの民族も同じであるが、その民族が共通して意識した資料を重要視する。