右と左について

インターネットに右と左の考え方を持つ人間が同居しているのかといわれれば、います。それは普段生活している環境でも同じことです。変な学生や変な教員、芸能人や文化人になどに接する機会のある人でもないかぎり、一般人の生活ではをのぞけば行き過ぎた左志向を目にすることはあまりありません。インターネットではそういう人が目立ってしまうということです。
右と左についてぶっきらぼうな解説をすると

多数決で決めようとする
経済原則が適用されやすい
共有資源として均等割しようとする

実のところどちらがいいわるいって話でもなく、商用以前から商用インターネット初期には左が優勢(サーバや通信回線維持管理上の事情があるため)で、現在は右よりになりつつあります。右傾化って言葉が左の方々によってレッテルのように使われておりますが、どちらが普通の人にとって利益があるかということで、現在では右傾化がむしろ一般に利益があるということでしょう。

IE(Microsoft Internet Explorer)のシェア85%?

シェア統計はいくつかありますが、どれをみても80%〜90%を占めています。つまり数の上ではIEの一人勝ちです。残りをOpera,Mozilla(Netscape,FireFox)が分け合っている感じですね。シェアが多いということは経済原則として、主要なWebページはすべてIEのレイアウトエンジンによって見栄えのチェックが行われているということになります。シェアが多いということはそれだけで捨てがたい利点となりえるのです。

タブブラウザについて

Windows以外のOSを自在に操れる人でもなければIEを使わない理由がないことがわかったことと思います。私はWindowsメインでDebian Linuxも使っていますが、やはりIEもしくはIEコンポーネントタブブラウザを利用しています。レイアウトが崩れたときに余計な仕組みを考える必要がないからです。それでも崩れる場合は、そのページを読まずに閉じてしまいます。初心者ほどIEを使ってみてください。

IEのセキュリティ脆弱性と守って欲しいことについて

IEIEコンポーネントを利用したタブブラウザなどには数多くのセキュリティ脆弱性が隠れているといわれています。これは事実ですが、他のブラウザにないわけではなく、数の上での比較は無意味です。IEのシェアが多いためにターゲットにされやすいということでもあります。そのためには以下の2点を守っていれば問題になる可能性はほとんどありません。セキュリティ問題で他のブラウザに切り替えるより安全性が確保されている可能性すら高いといえます。

  1. Microsoftの提供するWindows Updateを適切な状態で絶えず最新にする
  2. ウィルスチェッカを最新で有効な状態にしておく

ウィルスチェッカとWindows Updateについてはまた別の機会にお話します。